関係無い、とはいえない

詩、文、感想、思い込み。

食事だけがこころあたためるのに

〜〜

時間や社会に囚われず、幸福に空腹を満たすとき、つかの間、

彼は自分勝手になり、自由になる。
誰にも邪魔されず、気を遣わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが、現代人に平等に与えられた最高の癒し、

と言えるのである。

〜〜ドラマ「孤独のグルメ」OPナレーションより

 

今回の記事の結論は、とどのつまり引用文の四行目に尽きるんですが。

ほんと、これ以上、なにも書かなくてもいいくらいなんですが。

 

人間関係がどうやってもうまくいかない。

みんな持ってるのに自分だけ持ってない、手に入れられない。

ひとの力ではどうしようもない。運命。打ちのめされたとき。

軽めに言うと「空腹の時に買い物をするな」。

 

かくいうわたしも歳をとるにつれ、

「はあ・・・とりあえずなんか食べて、元気だそ」

そう思うことが増えました。中年肥り問題は横に置いときましょう。

 

先日グループにて、居酒屋のご飯を食べる機会がありました。

確か800〜900円代で、ランチとして売り出してました。

もともとチェーン店のご飯に過大な期待はしていなかったですが、

それはもう、そうさのう、黙り込むレベルの不味さ。

(わたし以外の人は大体お酒を飲んでいて、食事は頼んでいませんでした)

 

「なんで野菜炒めがナマ焼けなの?」

「このご飯、いつ炊いたやつ?」

これなら自分でテキトーに炒飯作った方がまだマシ・・・

ネタにする気にもならない(してますが)、こころ切なくするごはん。

 

チェーン店の管理不手際である部分が大半と推察されますが、いちばん思ったのは、

「どんな奴が作ったんだよ?」でした。

 

お前はご飯に、食事に、支えられたことがないのか!?

 

それとも食に無頓着なのか。

まだ若いあんちゃんとかか?

この定食は800円の価値があるのか。

いや、これはたぶん場所代だな。

トレイのまま冷蔵庫で冷やしてて、注文が入ったらあっためてんのか?

レンチン完全に出来てなかったのか?

 

そんな気持ちが頭をぐるぐる。

 

よっぽどクレーム付けようかと考えましたが、会合の中身を優先したかったので、控えました。

 

休日でいい立地なのに、お客さんが入っていない理由がよくわかりました。

もう二度と行きません。

 

許容範囲「外」のご飯を出した罪は、どんな理由があったとしても、とっても重いのです。

特に今の時代は。