関係無い、とはいえない

詩、文、感想、思い込み。

おとなになったら、幸せになれるんだよね?

最近眠る前に、さだまさしさんの歌を聴いてます。

1988年の音源。

ちょうど今のわたしとおんなじくらいの、映像のさださん。

どの歌も好きですが「無縁坂」がしみますね。

さださんの泣くようなバイオリンの音色が、うたの叙情的世界を増幅させてくれます。

 

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さださんの歌を聴いていて「共感出来るうた」というより、

「自分では表現出来ない感情に、光を当ててくれる」

のが良い歌だ、と気付きました。

 

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女の子って、小さい頃から心のどっかで、

「おとなになったら、自分は(誰かと)幸せに暮らしているんだ!」

そう思ってる子が多いのでは・・・と思う。

「ケーキ屋さんになる!」「お花屋さんになる!」とは言うものの、その隣に居るであろうパートナーは無意識のうちに、強固なものとして存在している。

ひとりで!!!というイメージは、どちらかというと薄い。

 

ところが実際、なんとか夢をかなえてパートナーも見付けて、

大人と言われる年齢になってみると・・・あれ?

結構な、ひとりぼっち感。

 

一体なにを何処で、間違えてしまったのだろう?

自分の思うとおりに生きてきたはずなのに、身動きを取りづらくしただけのような気さえする。

幸せなのに。幸せなはずなのに。

其処で荒れ狂う女性も居れば、そのままひとり、内観に入る女性もいる。

誰の存在も関係のない自分だけのさざ波に、30〜40代で多く飲まれていくのは気のせいだろうか。

 

このさざ波をなんと呼べばいいのかわからないし、男女問わず人生でままある苦悩だろうし、悩んでるうちにシャレにならない現実がやってきたりして、否応無く変化していくんだろうな〜とは思うけれど。

 

さざ波の渦中、三十代後半、女性。