関係無い、とはいえない

詩、文、感想、思い込み。

がんばっても出来ないことがある

「わたしはペ〜パ〜ドライバ〜〜」

十数年前になんとか免許は取れたのですが、最初からワクワクした気持ちはさらさら湧いて来ず、ただこの、ひとを不幸にする可能性のあるシロモノを扱っていたらわたしが向かう先は血塗られた末路としか考えられなかったというわけです。教官のおじさまからは「運転中、見たようで見てないのは最悪だ、なんなら最初から見てないほうがまだマシだ」とお墨付きを戴きました。自転車に乗れればクルマも運転できるハズだという都市伝説を少し信じていて、余裕ないのにオーディオから流れるびーずについ身を任せ、密閉された空間の中で「せめて外の風から自転車のように雰囲気を感じられればなんとかなるのに」という戯言をこいていたのは、免許を取って2、3回運転しただけの頃のわたしでした。

 

その数年後、安全でしかないとある試乗サーキットの素晴らしい走りで同乗していた家族から運転禁止命令が出てしまいました。免許証は単なる身分証明でしかありません。ちなみに原付も、止まる時に後ろタイヤが上がりそうで怖くて乗れません。

 

将来、田舎には住めないかも知れません。。